気づけば、はじまり。ー日々のリフレクションー

新採小学校教員です。教員1年目としての気づきをふりかえながら少しづつ書いていこうと思います。

掃除とダイアログ

一昨日、教室掃除のグループが最後にちりとりでゴミを集めるのをせずにそのまま体育に行ってしまった。

 

初任研担当の先生は、この事件を見つけて「今のクラスの状況が現れているのでは?」とフィードバックをくださった。確かに騒がしいクラスではあるが、子どもたちは和を乱すような行動を好き好んでしているわけではない。

「誰かがやってくれる」と誰かの優しさに甘えているのだと思う。そして、掃除以外でも僕自身があまり怒らないので僕に甘えているのだと思える。

 

そう言った意味では、ルールを十分には納得してもらえていない。

 

初任研担当の先生は、1人ひとりが自分の役割をわかってないから、こういう事が起こるのだし1人ひとりの掃除の役割表を作る必要があるとおっしゃられた。

 

 

5年生の児童に対して本当にそんなことまでする必要があるのだろうか?すごく葛藤している。

絶対に手立てを打たないといけないと言われたが、それはダイアログではダメなのだろうか?

 

 

割り振った役割を提示し、仕組みをこちらから強制する事の方が、隠れたカリキュラムとして子どもたちの受け身の姿勢を作る要因になるんじゃないかとか思ってしまう。

 

僕は、このことについて子どもたちと一緒に考えたい。考えるチャンスなのだと思う。

 

ちなみに、これが起きた時は、

①役割に対する責任を放棄しない

(どうしても放棄する場合は、別の人へお願いをする)

 

②ゴミを放置された近くの人は、どう思ったのか。見つけているのならなぜ放置したままなのか。

 

の2つを伝えた。

バタバタしていて一方的な、教師の想いだったし、みんなはどう思ったのかを聞くことはできなかった。

 

 

GWが開けたら、こういう時に子どもたちがどう思っているかを知り、ダイアログを進めるためにも、ふりかえりジャーナルの変形版を始めよう。

 

【清掃指導に関する情報】

・http://www.amazon.co.jp/清掃指導--教師力」シリーズ-教師力」編集委員会/dp/4182980190

・http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1434089447467/activesqr/common/other/557a898a010.pdf